 
															法話/松永寛道法話
					命の重み
うちのお寺は山の中にあります。境内に車を止め本堂裏手にあるペットの火葬場までは緩やかな坂道を30メートルほど上ってもらうことになります。
小型犬や猫程度の重さですと、みなさん大事に大事に愛しい我が仔を抱えるようにして上って参ります。中型犬並の大きさですと大人二人で、あるいは一人でも運べますが息は荒くなります。大型犬ともなると家族で協力して運んでも一仕事です。
つめたいと思われるかもしれませんが、特に支障がない限りは必ず飼い主様ご自身の手でペットを運んで頂いています。
元気な時は、あれほど身軽に走り回っていたペット達も、永遠の眠りについて全身の力が抜け落ちてしまうと、以外にも重く感じるものです。				
				 
				 
															 
															 
				