供養祭に参加して何が出来るのか?動物供養において一番大切なことは、亡き者に供養することで自分自身が人として成長していくプロセスを体験してもらうことです。僧侶が修行を積むのは、この究極の姿でありますが、一般の方でも出来る「心の修行」に次のようなものがあります。
1.「塔婆供養」
塔婆供養とは、五重の塔を模した板に、亡きペットの名前を僧侶が書き入れてその名前を呼びあげで供養します。まさに人間と同じ供養であります。人様と同じよういして初めて『家族』ではないでしょうか?特に葬儀を火葬だけで済ませた方は、一度は塔婆供養をしてあげてください。
2.「献花供養」
献花供養とは、亡きペットにお花を捧げることです。これも人間の場合は当たり前のようにしている作法です。その由来はお釈迦様の時代にまで遡りますが、要は自分が美しいと思う花を、亡き子に施す(布施)ことで、自分自身の徳になるのです。
3.「法話」
法話とは、主に僧侶が仏教のお話をすることを言います。動物供養協議会では、会員僧侶がそれぞれの宗派に受け継がれている経典をもとに、お話しをさせていただいております。お話しの基本は『亡くなった小さな命を通じて、自分自身の命を見つめてもらう』という事です。法話は「聞く」ものでではなく、「感じ取ってもらう」ものです。供養祭に参加して、命の大切さを感じとって頂くことの、心の修行であります。
ご縁がありましたら、そこかの供養祭でお会いしましょう。